夏休みをしばらく過ごすと、寝坊になります。 いえ、寝坊なんて年中なのですが、ここ最近はほんとにマズイです。 夜眠れた上に、朝起きるのも遅いっていうのじゃなく、 夜眠れないせいで徹夜して、朝にやっと眠気がくる。 そして、朝六時頃に眠り午後三時に起きる。九時間睡眠。
七月あたりにも何度か夜更かしをしてしまい、 カーテンめくったら朝だった…ということも幾度か。 そのときは四時ころでも明るかった。
大学三年生も残すところ後期だけ。 まだ暑い日々が続くといわれているし、 実際暑いから、夏の感じなのだけれど。 この季節が終わったなら…? もう、考えなくてはいけない。 どんな道を選ぶにせよ、 もう、現実から逃げるわけにはいかない。 逃げている時間はない。
なんとなく、途方にくれる。 私はもう21歳なのだということ。 大学生で、あと一年半で卒業なのだということ。 「進路」というより「人生」の言葉がしっくり聞こえる… そんな年齢。
わたしのじんせい いきていかなくてはいけないということ
「秋」なんてきてほしくなかった。 三年生の後期が始まるということ。 本当に苦悩の時間がもうすぐやってくる、 人としていきていくために乗り越えなくてはならない苦悩がくる。
眠れない夜、カーテンをあけたら もう明るい朝がきていた七月。 だけど、いまさっき。 外へ出たたけれど、まだ夜だった。 そうか、もう九月なのだから。
確実に季節はうつろうとしている。 どんなに願っても時間はすぎていってしまう。 だから、一時を、一日一日を大切に過ごすしかなくて、 そうして納得していくしかなくて。
わかっていても、心のおくそこで 「ずっとこの明るくて、さわやかな夏がつづいてほしい」 そう思っていた。 時間が経っても、知らないふりをしていた。 「まだ夏」そう思っていた。
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