たとえば挨拶もするし、もちろん会話もする。携帯の番号もメルアドも知ってるし、一緒に行動したりもする。あたりまえだけど、そんな人を友達という。 だけど、何だかまだ本当に友達になった気がしてならない時がたまにある。 私は嫌われるのをこわがってよく遠慮をする。相手に何か頼みごとをするのが苦手で、たとえ鉛筆一本かりるのですら「いつ言いだそうか」とタイミングを見計らう。損ねることもよくある。 私は勝手に遠慮して、逆に、相手から遠ざかってしまっているのかもしれない。 誰かに「私あの人と友達だよ」と言っても違和感を感じないような、本当の友達が私には何人いるだろう。 なんか、高校まではみんなが友達だったのに、大学に入ったら誰もが大人な気がするんだ。「本音と建前」を使い分けている大人の世界な気がするんだ。誰とでも笑顔で挨拶しあえるけど、この中な何人が私を友達と認識してくれているんだろう?そして私自身も何人を友達と言ってよいのだろうかと迷ってしまう。 でも何となくわかる気もする。答えはわかってるんだと思う。 私にとって友達っていうのは「友達になるにはどうしたらいいだろう」って悩んでしまったり、「一緒にゴハン食べにいきたいなー」って思ったり、遠慮しないで話せるようになることだったりする。 そして私がもっとたくさんの人と友達になるために一番手っ取り早いキーワードもわかってる。「遠慮しすぎないこと」私が相手を信頼して頼みごとをしたのなら、相手も遠慮しないで信頼しかえしてくれる。 今の私は信頼してくれているのに、私はつまらないことで遠慮している状態のような気がする。
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