のんびりしてるって言われて、だらしなく歩いてるって言われて。 真面目だって言われて、面倒くさがっているって言われて。 穏やかだって言われて、へらへら笑ってるって言われて。
ああ、そう。 こんな風に言われたって、 私は怒る顔もしないし、たいして怒ってもいない。 いつだって真面目に聞いて、そして笑って過ごしている。
そう、へらへら笑ってる・・・ いつだってヘラヘラしている・・・のかな? だって私は、人と気まずくなるのが大嫌いなんだ。 私はその悩みをかかえると、何もできなくなる、 器のちっさい人間なんだもの。 みんな好きだけど、 関わると失敗して気まずくなるのが嫌なんだもの。 みっともない私をさらすくらいなら 人に近寄るのをためらってしまうんだ。 自分が、なにか失敗するのが恥ずかしいんだ。 自己中だ。だめ? そう、良くない・・・。自分でわかってる。 損するのは全部私だよ。 もっと気を遣って、失敗しなければいいだけで。 でもそうしないのは私が面倒くさがりだからだよ。 ああ、美しくない。美しくないよ、
声音だって、仕草だって、言葉だって、 いつだって何かに怯えてビクビクしてるんだ。 その何かが、ナニなのかだってわかってる。 嫌われることでしょう? 嫌われたら、毎日じめじめするものね。 とても、寂しいものね。 自分に非があるのも嫌なんでしょう? 美しくないものね。 みじめな自分が、余計みじめに思えるものね。
凛としていたい。 毅然としていたいよ、ちくしょう。 地に足をつけて、覚めた頭で、 深く呼吸して、いつだって曇りのない心で、在りたいよ。
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