叱られたら 首でうなずいて 胸でにやにや笑ってた
怒鳴られたなら 口で謝って 頭で見下してた
誉められたら 顔で笑って 心で疑った
そんなことをして 私は賢くなったつもりだった 黒い心のままだった
でも 叱られたことを聞かずにいたら 我が儘になった
怒鳴られて平謝りしていたら 友達にきらわれた
誉められて疑っていたら 時間の無駄だった
成長できなくて 優しくなれなくて 人を信じられなくて
信じようとすることが なにより大切な心だったのに
素直になるようにした
ひねくれが当たり前の私には それは大きな迷路だった 本当の心をみつけるまでには なんどもなんども 行ったり来たりした
"こう思う" そう思うのはどうしてだ "どうしてそう思うんだ" 考えがもどってきてしまうのはなぜだ
ながいながい迷路になる でも そこから抜け出したとき
迷路よりまるでパズルのようだ と 視界がかわる
ぐちゃぐちゃだったすべてが 出来上がってみれば いたってあざやか
答えはいつも 決まってシンプルだ 目指したい本当の心も 真実も いつだって私のなかにある
ひねくれないことだ 素直になることだ たくさん考えても 信じることと優しさを忘れないことだ
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