ふつうっぽい日記 もくじ|過去|未来
なんだか、「えっ…そんな…」とどんよりさせるタイトル。私は「シカト」という言葉を、使ったことがない…と思う。でも、意味はなんとなく分かる。会話で出てきて、それに反応したりしたことはある。「無視」と同義語だろうか。「絶交」という言葉は記憶をたどれば、幼稚園くらいの時から使ってたし、その状態を実施したこともある。しかし、「絶交」と言いつつ、3日後には「和解」「仲直り」して「親友の契り」を交わすことも珍しくなかった。「絶交」はそういえば高校時代ぐらいから使ってないと思う。やっぱり、頻度的には幼稚園、小学校が全盛期だったと思う。「ぜっこー」と何やら耳障りな音の響きは、子ども社会において、すごく重要な言葉で、儀式であることを自然に分からせる力があったと思う。そこにはドラマがあった。小さな社会。そこで自分と、また、自分とも家族とも違う人間と触れあう中で言葉の重みや恐さを体得していく。…シカト…最近受信した携帯メールにその言葉は使われていた。そのメッセージは受信対象を限定してないほとんど機械的な言葉の羅列だった。いくら、ハートマークが使われても機械的な文章からは冷たさしか伝わってこない。幼い時代の「ぜっこー」という言葉との遭遇がフラッシュバックした。言葉に振り回されるな、情報に振り回されるなと返信した。
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