ふつうっぽい日記 もくじ|過去|未来
昨日の夜は天気もよかったので予定通りに「えべっさん」に行った。主人とは7時に待ち合わせをして阪神電車に揺られて西宮まで行った。本戎(えびす)ということもあり、もう、とんでもない数の人間でごったがえしていた。電車の中はそう混雑もなかったのだが、神社の入り口の混み様といったらもう半端じゃなかった。参拝者の安全を守る警察はとうとう「入場制限」をしたのだった。「ただいま入場制限をしております。境内付近は大変混み合っております。順路に従って参拝ください。赤門は入場のみとしております。お帰りの方は赤門ではなく…」赤門といわれる表の入り口意外に3つほど門があって帰る時はそこからということだった。帰ることよりもまず入場することが大変。まだかまだかと待つ参拝客の中からは「入場制限するから押し合って危険なんや!警察はそのあたりを分かってないんや!」と叫ぶ者もいた。制限をしたことにより、門のごく近くの露店には客が寄り付きたくても物理的にできない状態で、その店の存在により道幅も必然的に狭くなっていることから文句を言う者さえ出ており。でも、不思議なものでその門を超えると本当に混雑してるのか?ってほどに人は分散していた。まあ、多いといえば多かったのだが。なんとか参拝を終えて、出口の順路通りに歩を進める。もちろん赤門ではなく別の門を目指して。しかし、状況がよく分かっていない“これから参拝する人々”は赤門以外の、つまり、出口専用とされる門から入場しようとしていることから、複雑な「人間渋滞」がおきていた。「コッチから行ったら押し倒されて死ぬで!赤門回りや!」と出口組のおじさんが親切心で言う。入場組も負けずに進もうとする姿もあり、最初から最後まで目にする人の多さに、本戎の威力と不況の威力と穏やかな天候の威力を感じた夜だった。
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