ふつうっぽい日記
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何かのCMで昔、こういうふうな夫婦のやりとりがあった。
妻:あなた、何か気づかない? 夫:(新聞を見ながら)何だ?パーマかけたのか?似合うじゃん。 妻:いつもと同じよ!ほら、よく、見て。 夫:何だ?あ〜あ、口紅の色変えたんだ。ちょっと濃すぎないか? 妻:違うわよ…
このCMが何だったのか肝心なところは忘れた。たしか、ダイヤのネックレスをしていたとかそんなんじゃなかったかな。(キャッシングサービスのCMだったのかもしれない)そのやり取りはなぜか覚えているのだった。髪型一つ変えても気づかぬ夫、普通と同じなのにそれを変化だと言う夫っていそうな気がする。
私達夫婦の場合は、美容院や床屋に行く時は前もって相手に言っておく。主人の場合は土日の仕事が休みに行くのでさらに分かりやすいのだが(笑)私は土日に行かないって訳じゃないけどほとんど平日に行っている。「美容院に行こうかな」と言えば「坊主にするの?刈り上げにするの?金髪にするの?」とふざけたツッコミが入り、変化を期待される。
昨日、美容院上がりの私を見て、「今日だけの限定の顔だな」と言った主人(笑)まあ、よしとしよう。変化に気づいてくれるというのは、今のところ嬉しいことだ(意味深)
いつもと何だか違うところがあると、主人は気づくタイプだと思う。それは、「何か新しいモノを買ったな?」(お金使ったな?)という視点が傾向として多いようだ。私が2年ぶりに着た服を見て「それ、買ったな?」と言われたことがある。「前から持っていたよう」と言い返すと「そうなんだー」という。そう言われたら「新しい服が欲しいな」と言いにくいなと考えることもある。
しかし、私はあれこれ欲しがる方ではないと思っている。興味関心があるモノについては、アピールをするので、いや、自然と行動や表情に出るので分かりやすいのだと主人が言っていた。例えば、雑貨屋で立ち止まってある一点を見つめているとか(笑)別に「買ってほしいビーム」を発している訳ではないのだけど、その姿が無邪気に映るのか(自分で言ってしまっている、、)困ったように主人は小遣いの入った財布を覗いて「しょうがないな〜これ欲しいんでしょ〜」と210円を私の手に握らせてくれたりするのだ。私は「いいよ〜」などと拒まず「やった!」と小躍りしながら、雑貨をはじめとするグッズを触りまくって満足いくモノを手にして会計をすませるのだった。その後、「俺って偉い」と自分の行為に陶酔する主人が私には無邪気に映るのだった(あれ?なんかノロケているみたいな感じに…)
自分の予想とは反して、悲しくなるような反応も時にはあるが、それはその時相手のセンスや価値観を受け入れたり、修正させたりできるいい機会であると思っていたい私であった。
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