ふつうっぽい日記
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2002年06月04日(火) 根拠のない自信、思い込み…

今日の出来事【ドキュメンタリーちっくに】

目覚まし時計は、たしかに6時5分に鳴ったのだろう。しかし、実際に私が起き上がったのは7時15分だった。夫の出勤時刻は7時45分(研修があるとかで、本当はもっと早いのだ)であり、30分の間に朝食を作り、食べさせ(もちろん自分で食べる)、身支度をし(夫が)、コーヒーを入れ(私が)、コーヒーを飲む(夫が)のであった。6時5分というのは基礎体温を計る時間である(つまり、今日は計測忘れとなる)

久々の寝坊というやつだ。今日私は、健康診断のため病院に行くというのに、出だしから調子がくるった。気を取り直し、珍しく朝シャン(普段ほとんどしない)朝シャワーをし、万全な状態で病院行きの準備をする。おっと、ゴミ捨ても風呂上がり日焼け止めを処方(笑)して実施。費用がどれくらいかかるか分からなかったので郵便局で壱万円払い出す。ATMは、3人ほど並んでおり、私が並ぶと前の男性の携帯が鳴りだし、その男性は慌ただしく外へ出て行った。そんな様子を見ていると、自動ドアからマンションの住人(名前忘れた)の奥さんが挨拶をしてきた。私は病院行きなので、メイクといえば、眉くらいしか描いてなかったのだが、赤いTシャツをスマートにきめた同じマンションのその奥さんはナチュラルだけど、“ちゃんと”顔ができていた(笑)妙なことを突っ込まれないか?とドキドキしつつ払い出しが終わってから私の後ろに並んだ赤いTシャツの奥さんに軽く会釈をして駅へのみちのりを急いだ。

駅のホームは50代後半から60代後半と思われる女性がやけに目についた。なんだか、同じような格好をして。病院は一駅電車でゆられて10分弱歩いたところにあった。インターネットで目をつけていた病院である。なんとなくの感覚で足を進め、遠回りをしたような感じで無事病院の扉を開けた。マンションの1室というか、ビルの1室というか(螺旋階段をのぼっていくタイプ:エレベーターなどない)本当に小さなクリニックだった。中は思った通りに狭くて(笑)雑然としていたが、感じのよさそうな50代中盤と思われる女性が受付に座っていた。私がいつものごとく(笑)キョロキョロしていると「初めての方ですね?」と察してくれて、私はガサゴソと保険証をくたびれた肩かけバッグから取り出し渡した。簡単な問診票(名前と住所と受診理由の選択くらい)を長椅子に座って書いた。その間に1人の女性が診察室から出て来て、「暑いね〜扇風機をつけましょう」と、ほとんど私のためだけに回してくれた。汗を拭き拭き、問診票を書き、受付に戻す。3分もしない内に名前が呼ばれ医師とご対面だ。病院のHPの写真の通りだったが、しゃべると「そこらへんにいる関西のおっちゃん」みたいな感じで、少しギャップがあった。健康診断は30才からの受診という説明を受け、「来年4月でいいぞ」的なことを言われる。受診理由に「健康診断」と「子どもができない」を選んだのだが、そういうわけで、すぐに、基礎体温表の出番となった。細かいことは書かないが、受診したからこそ気付かされた、学んだことは大きかった。根拠のない自信、思い込みにもっと早く気付いていれば…

今日は初めてということもあり、ガン検診と超音波検査というのを受診し、ガン検査の結果は来週教えてくれるらしい。帰省から戻ってきて、様子をみて(「帰ってすぐって言ったって忙しいかもしれへんからな」と医師は言った)再び病院に行くつもりだ。おそらく、気になることなので、たまりにたまった洗濯物よりも先に病院に向かうだろう。ガン検診が終わってから、「ところで、ココは誰かの紹介?」と看護婦さん(受付と同じような温和な方:同じ人かもしれない、親子かもしれない、姉妹かもしれない、ただ似ているだけかもしれない、微妙)と医師が私に尋問した。即座に「インターネット!」と言わなかった私。素直じゃない。「電話帳とかインターネットとか…(モゴモゴ)」とフェードアウトしつつ曖昧に答えた。すると医師は「HP見てくれはったんや。掲示板、こまこまこまこま、いろいろ書いてるやろ?」と言ってきた。即座に「私も書き込みしました!」と言わなかった私。最後まで「見ただけでなんですよ〜」のような雰囲気を演じた。でも、帰り際に「場所も分かったし、顔も見れたし」と医師が言っていたのが少しきになる。もしや、医師は「これはヤツだな」とピンと来たのだろうか?でも、場所って何だ?私の立場で言ったのかもしれない。病院の場所も分かったし、医者の顔も見たんだしって感じで。まあ、これで、少し気持ちは楽になった。存分、福岡滞在を楽しんでくるとしよう。

明日は今日行きそびれた役所行きと旅の準備と英語の予習復習と某隣人さんへのお別れの儀をせねば…


KAZU |MAIL