ふつうっぽい日記
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2003年05月09日(金) 『目撃』

さっきのさっき、新聞でテレビ欄を見たら午後9時から『目撃』という映画があると書いてあった。一応、今、背後でテレビは流れている。コレを書き終えて本格に見るかもしれない(見ないかもしれない)

さて、今日は昼まで寝ていた。もちろん、主人のお昼の弁当づくりと朝食の準備はした。でも、ゴミ捨ては見送った(やっぱね)
大きな二度寝をした。今日の場合は病人としてだ。しかし、しっかりと夢(壮大!)を見た。豪華客船の中で迷子になる夢。そのうち、その船の中でおいかけごっこになり、私は目のまわりが青い男に「このファン(プロペラ)をこめかみに埋めたら許してやろう」とかコワイことを言われ、そこで目覚めた。

午後1時半頃、化粧品の納品ってことで某隣人さんが我が家にやってきた。私はなんとか起きて普段着に着替え、顔を洗うために頭にヘアバンドをした。そこに、いらっしゃった。したがって、彼女と会った時私はまだ顔も洗ってなかった。当たり前だけど、スッピンである。前もって風邪で寝込んでいたことと起き抜けであることは伝えておいた。
1時間くらいテレビを見たりして、雑談を交わし、彼女は仕事に行った。私は洗顔をし、少し食べ物を食べて(お煎餅一枚)お客さんに納品をして、買い物に出かけた。

まず、ホームセンターで洗剤とアルミホイルと食器洗いスポンジを買った。そして、本屋に。昨日発売の漫画を買い(主人からの依頼)自分用の文庫本(小林聡美さんのエッセイ)を買った。買い物に出る前に迷ったことがあった。今日の目覚まし占いでたしか「いつもとは違うバッグで買い物にでかけると運気はアップ」とか言っていた。でも、私は「いつものでいいや」とあらためずに出かけた。

だからか…

私は悲劇を目の前で見てしまう事になった…

それは何かと言うと、本屋から出て駐車場を出て(私は徒歩)白いRV車が曲がってきたので(直進してきたかもしれない)敷かれないように右側に避けた。と同時にパン!という音がした。銃声ではない。
RV車の後方に白いセダンがすごい速度で突っ込んできた。白いセダンのボンネットはへしゃげ、破片が舞った。すごく素早い出来事のはずなのに、長い時間のように思えた。さらに、夕方なのにのんびりとした昼下がりのような空気が漂っていた。私は、ビビった。声もでなかった。

私が固まっている間、RV車に乗っていた運転手は携帯を取り出し、冷静にどこかに電話をしていた。メキシコ系の顔。サボテンが似合いそうな顔。「ビバ!テキサス!」という喫茶店があったとしたらそこのマスターみたいな顔。やくざ屋さんとは違う迫力があるような雰囲気の男性。真っ先にどこに電話したんだろう?それがすごく気になった。保険屋か、警察か。私だったら、しばらく固まる。いや、かなり固まる。

ボンネットがへしゃげた車の主は3分くらい(もっと長かったかも)車に滞在していたようで、ヨタヨタと出てきた。RV車の男が電話をしている時にもう一方の車の運転手は大丈夫なのか?!と動揺しつつも不安になり、私はさりげなくへしゃげた車の方に近付いた。そっちには私の進むべき横断歩道があったし。ヨタヨタながらも、意識をしっかりとして男が現れた時にはホッとしたが、ショックで私に抱きついてきたらどうするんだ!!?とかいろいろ想像した。「大丈夫ですか?」の声もかけられなかった私が情けない。でも、どこかで「関わりたくない」というのがあった。いや、それが大半だ。

ヨタヨタ男は自分の車の破片を足で除けつつ、RV車の男の方に近付いていった。RV車の男は指で「あの車の運転手かい?」的な動きをしていた。ちょうどその手の指の延長線上に私もいたので「君(私のこと)もソコにいたまえ」と言われているのか?とも思ったけど、私は横断歩道を渡り、ホームセンターの敷地に歩き去ってしまった。もしも、私を呼び止めたいのなら、「コラァ!ねえちゃん(おばちゃん)待たんかい!!」くらいの声が飛んできてもいいし。

それから、主人に電話をして事故を目の前で見てしまった事を伝えた。主人は私も車で運転して現場にいたのかと思ったらしく、徒歩だということを伝えたら少し安心していたようだった。「運転手がぐったりしていたら別だけど、しっかりしていれば処理は当事者にまかせればいいから」と言ってくれたので私はその言葉に背中をおされて帰宅した。

でも

やっぱり、その後、あの現場がどうなったのか非常に気になってしょうがなかった。
なので強引に買い物リストを作成し(「ねりわさび」「ねりからし」)再びホームセンター方面へと足を運んだ。事故発生から50分くらい経ったくらいに。「現場100回」という。また「犯人は必ず現場にやってくる」ともいう。「現場」に着くまでにいろんな妄想が私の頭を支配した。

「日傘をさした女性が近くにいた。彼女に聞いてみてくれ!俺は悪くない!」
「本屋から出てきた。本屋の店員に聞けば何か分かるはずだ!」

ドキドキしながら、かつ、さりげなく、現場を見ると、そこにはもう当事者の二台の車の姿はなかった。ただ、道路のすみっこに破片が残っていただけだった。予想していた事故処理のためのロープや仰々しい現場検証のための警察の姿はまったくなかった。チョークの跡もなかった…

不謹慎だが、少し、がっかりし、でも、結末をこの目で確認できたので事故目撃のショックはかなり軽減された。

『目撃』もしも、テレビ欄を起きてすぐ(昼だけど)見ていたら、何かピンと来ただろうか。
そして、目覚まし占いの助言に従い、違うバッグで買い物に出かけていたら、『目撃』に出会わなかったんだろうか。

歩行者も自動車も、交通安全、注意しましょうね!!事故は恐いです!!


KAZU |MAIL