ふつうっぽい日記
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2005年07月09日(土) 「普通」じゃない。

「普通、来るでしょう?」
「ああ…まぁね…」
「大阪に遊びに行きますから」

「普通」じゃない生活が始まって3ヶ月が過ぎた。
精一杯、強がっていたツケがどーんときたって感じだ。


「…この子なんて、結婚してるんだよ。でも、5年別居してんだから…」
「普通」なら、適度に客観的に聞き流せて複雑な表情ができたんだと思う。でも、思いっきり感情移入をしてしまって、気づいたら涙目になっていた。
よく分からないから、適当に書くんだが、ご主人が浮気したとかで別居状態が続いているようだった。
私は願う。彼女が、ご主人と同じ過ちをしないことを。
誰かのご主人になびかないことを。
彼女からのアプローチでなくても、守ってやりたいと錯覚する男が近付いて彼女の心を傷つけないことを。
でも、きっと、しばらくは男に対する信頼とか、警戒するんだと思う。
時間がかかるだろうけど、決着がついて、再び彼女が頼りたいと思える男性が現れることを客観的に願う私だ。



「私ね、嬉しかったのよ。USJに来る時はウチに泊まってくださいってご主人が言ってくれて。その気持ちがね」
本当に彼女は嬉しそうだった。
夫の優しさだとは思う。
でも、本当の現実なんて落ち着いてないのに。

できるなら、毎日のほとんどを夫の単身先で暮らしたい。
たとえ、そこでの業務が年内で終わったとしても。
気持ちは。

新聞をもう止めてしまおうとか、月2回の月曜日の英会話を本格的に休もうかとか、事務のバイトを辞めようかとか、「実家に帰らないといけない」とでも言ってココでの人間関係にけじめをつけようかとか。
都合よく生きよう、過ごそうと思っても、笑顔の人形があっても、私はこの広い部屋で1人ぼっち。

「ご主人や子どもの夕飯の準備気にしないでいいからいいわね」
「部屋、散らかす人いなくて羨ましい」
「土曜日、ご主人がいないのなら、仕事できるわね」
「お宅は、子どもがいないんだし、悩みも少なくていいわね…ウチなんて…」
「一人晩酌してはるんですか…私は家では飲まないな…主人も飲むんですけどね…」
「また、福岡行くんですか。大変ですね」
「あなたには子どもがいないけど、私は…」


雑音で、処理できるほど、器用ではない。
悲しくも悔しさだって込み上げる。

聞きたくない、聞きたくない。


多分、一時的だ。
多分、きっと、我慢できるはずだ。
今、落ち着いていないからだ。

発狂しそうなこの瞬間も、忘れないようにしよう。
逃げたくはないけど、我慢できなくなったら、休憩しよう。


KAZU |MAIL