ふつうっぽい日記
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2005年12月05日(月) 受験生、エレベーター、笑顔

今日、夕方4時頃、所用で郵便局へ行った。
まず、そこでみたこと。

「おはようございまーす!」と、朝でもないのに、入室してきた客がいた。
ローカルなテレビ番組の売れないお笑いの人の入場か?とも思われた。
あきれて、振り返ると制服姿の男子学生2名。
近隣の高校生と思われた。

「速達で!」と言って、1人は封書を郵便係へ提出した。
「配達記録っていうのになるんかいな?今日、着くの?」
あまり愉快そうな対応でない女性局員。
他の男子学生が「5日消印やからええんちゃうの?」と、何かの掲示物を暇つぶしに見ながら言った。そこで、「5日消印って?!」と局員。「ああ、、、」と少し動揺。暇つぶしの学生が「どっちにしろ、5日やからギリギリって話やんか〜○○って国も締切が5日消印やて〜(クリスマスメールかなにかの掲示と思われた)そういや、郵政民営化ってどうなるん?」と。
5日消印の手続きをしていた学生が「5時までで帰ってまうとかそんなのがなくなるってことやないんかー」客は私以外はおらず、局員もその女性と他男性2名だったが、とくに誰もツッコミをせず、ただ妙な空気が漂っていた。

来年から、彼等は大学生となり、学生生活を満喫するんかね…と思うと、子育てって、教育って大変やなぁ…と思った。
10年先のことを考えて、教育をする、と、聞いたことがある。
彼等の10年後に期待することの大きいこと。
彼等は「そんじゃ、よろしく〜どうも〜失礼しました〜」と退場していった。


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私の取引先は、受験生(中学三年生)をもっているママさんだ。
他にも中学一年生、小学一年生(二年生だったかも…)の子どもがいる。
来年は、小中高それぞれのステップを踏むわけで。
母親は時々厳しい顔をしながらも、仕事をしている。
数年したら50歳という年齢だ。
頑張っているその背中、頼もしい。


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エレベーターの横に出入り業者または管理人用のトイレがある。

朝の10時前、実はまだ私はパジャマを着ていた時間、電話が鳴った。
表示は携帯だ。
声は美顔のお客さん。
「突然ですが、今からおトイレ貸していただきたくて〜」と。
朦朧とする頭だったが、困っているようだったので「いいですよ」というと、「では今からピンポン鳴らしますんで!」と。
慌てて、パジャマの上にトレーナーをひっかけて、髪をターバンで隠した。
一度目のチャイムがなって、メインゲート解錠。
その間に、玄関のカギを解錠。
二度目のチャイムがなってから、玄関の隙間から声を出して、「どうぞ〜!」という。お客さんはトイレに突進。
「ここですよね!」と少し確認して、ちょっとしてから出てきた。次に私が見た時は、玄関で後ろ向きで靴を履いていて、「じゃ、どうも〜」と背を向けて退場。
すっぴんな顔をマジマジみられる訳でもなく、軽やかな滞在だった。
おたがい、ちょっぴり恥ずかしい要素があるだけに、都合のいいように。
彼女は最近、宅配のパートを始めていて、冷えたようだった。
男性はちょっと気楽かもしれないけど、女性はなかなかそのあたりが難しい。悩みどころだ。数ある世帯の中で、私を選んでくれたのに、なんだか嬉しかった。困った時はお互い様。


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今日は6時頃、配達に出て6時半前には帰宅した。
エレベーターには3歳くらいの男の子と、その母親がのりこんできた。
男の子は落ち着き無く、目に入ったものを言葉にしていて、私の家のカギにつけていた「ミッキー」のマスコットを見つけて「ミッキーだ!」とすごい笑顔をくれた。
2人は途中でおりたのだが、母親が「お先デス」というと、その子どもも「お先デース」とペコリと頭をさげて「バイバーイ!」と手を振ってくれた。
どこか、郵便局でみかけた不思議な男子学生のノリとも共通する何かを感じた。
きっと、彼等の笑顔は素敵なはずだ。



KAZU |MAIL