ふつうっぽい日記
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2013年02月07日(木) 騒がしさの向こう側へ

わたしの任務というのは、常にバタバタしている場に振り回されることでもある。
「はいはい。お次は何でございましょうか。」と、
【ばあや】が【おぼっちゃま】の元に駆けつけるような感じ。

結果として、バタバタしている、騒然とした場の中で、冷静でいられる力が育まれるというか引き出されるというか伸ばすことができているのかもしれない。


以前、騒がしい教室に、ただそこに居続けるということに意味があると自分自身に言い聞かせながら漂い続けた時。
「よく、あなたはあの騒がしい場に居続けることができますね。私だったら、とてもじゃないけど耐えられない」と、呆れと尊敬が混じったような言葉をかけられたことがある。

いつも騒がしい場にいると、その場から逃避したいと思ってみたり、騒がしさの原因や犯人探しをして、特定の何かや誰かのせいにして責めたくもなる。
騒がしい場に冷静でいられた人と自分自身を比較して言い訳みたいなものをしたくもなる。
でも、それは通過点に過ぎない。
たんなる通過点として収めるためには、その先も関わり続けて、見守り、変化を見いだすことが必要。
これがなかなか難しい道のり。
その長い道のりを楽しめるのなら、とても幸せなことなのだろう。

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現在のパート先は、本年度から「特別支援学級」が開設された。
来年度は具体的な改革が計画されているという頼もしい話をちらりを聞けた。
よくあるのは、支援学級に在籍していて、通常学級に「交流」として通うスタイル。
「行ってきます」と支援学級の担任や支援学級同室在籍の友達に挨拶をして、通常学級に向けて移動するのだ。そして、
「ただいま戻りました」と支援学級の教室に帰ってくる。
通常学級では、
「失礼します」なんて言って入室させていただくような感じ。

ざっくりと聞いた来年度の方針は、特別な支援を受ける対象の子どもは通常学級に在籍して、必要に応じて支援学級の教室に出向くというスタイル。
「行ってきます」と言って、通常学級の教室から支援学級の教室に向けて移動する。そして、
「ただいま!」と通常学級の教室に戻ってくる。


実は、正直、来年度は別の学校を選びたい気持ちが濃くなっていた。
でも、ざっくりとだけれど、来年度の改革の話を聞いて、変化が計画されていることが伝えられて、そこに立ち会えるのならば関わってみたいという思いが強くなった。

自分自身もふくめて、人間というのは考え方が変わるものである、ということを実感した。


KAZU |MAIL