両親との会話の内容は多岐にわたります。 ちっちゃい可愛いものについて(猫とか、ハムスターとか)語ったり、かと思えばニュースを話題にして色々語ったり。 まあ、それは主に母親とですが。 父親とは相談事なんかが主な話題ですな。 有り難いこってす。
で。ちょっと、思い出したので、母親との日常会話からピックアップ。
確か、大学1年(龍田、18歳)の時のことだったと思いますが、電話でいきなりこんな風に切り出されました。
母「この間、すごいもの見ちゃったよ」 千「へ?何?」
そんな台詞から切り出した話が以下の内容。
皆さん、スーパーやデパートなどで、ありえないほど理不尽な理由で怒られてる子どもって見かけたことありませんかね。 最近はスーパーに行く時間が遅いのであまり出くわさないんですが、たまーに見かけることもあります。 「いや、その理由はねえだろ」とツッコミを入れたいけれど勇気がなくてできないでいる私。
で、その時母親が見たのは、 2,3歳・・・幼稚園に入るか入らないかぐらいの歳の子に向かって
「どうしてこんなに汗かくの!!」
と、怒っている母親。
母「私びっくりしちゃった・・・そんな理由で怒られるんだって思っちゃったよ」 千「そりゃ・・・理不尽すぎだよね・・・ 「じゃあ、あんたは汗かかないのかよ?」って聞いてみたいよ」 母「まあ、着替えさせたりするのが面倒なんだろうけれど、だからって怒られてもねぇ。 怒って時間が戻るかって言ったらそうじゃないでしょ」 千「そうだねぇ」 母「でね。子どもって、どうしてあんなにすぐに汗かくのかなって考えてみたんだけど」 千「うん」
母「大人の1歩って、幼児に換算すれば3歩4歩なんだよねって思ったの」 千「っ!(なんか気付いた)」
母「ってことは、常にマラソンしてるのと同じだなってことに気付いたのよね」 千「そうか!そうだよな!あのちっさい体で大人と同じ距離歩いてる上に、それ以上の運動してるってことだもんな!そりゃすぐ汗かくわ!」 母「それに気付けないほど、余裕無いんだろうなって思っちゃった」
子育てが大変だという事の真の意味を、親にならないと分からないのでしょうけれど、でも、「汗かいた」くらいで怒るのは、それはどうかなと思ったあの日。 できれば、冷静に考えることのできる余裕のある人生を、お母さん方には送って欲しい物です。
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