あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2001年12月15日(土) 違う景色

こんばんは。あまつばめです。

昨日の日記を書きませんでした。すみません。

支所が違う年上の後輩(Tさん)と年上の同期(Sさん)が、私の職場に顔を出してきました。
仕事帰りにちょっと遊ぼうとなっていたので、同じ職場の人を1人連れて夜の街にまぎれていきました。

楽しい時間は、なぜに早く流れるのでしょうか?

誰も時間を気にしません。
私以外は電車に乗ることなく帰られる場所に住んでいます。
私は性格上、普段は時計を持たないと決めています。(時間が重要な場合は持ちますが)

「ちょっと」って言ったのに、気がつくと15日になっていました。
終電なくなるまで遊んでいたのです。
店に残っていた客は、私たち4人だけになっていました。
4人全員が気づかなかったというのは、いや、何ともいえないです。

しかたなく、Tさんの家に泊めてもらいました。
Tさん、ありがとうございます。



自分の部屋では寝られないくせに、Tさんの部屋ではこれ以上にないくらい熟睡をしました。
目が覚めると10時少し前。
耳をすますと、フスマの向こうからTさんの寝息が聞こえてきます。
家主はゆっくりと夢の中。なので本を読んでいる事にしました。1時間ほどしたころです。Tさんが起きてきました。
寝ぼけマナコに寝癖頭はいかにも起き抜けといった感じです。そして一言、

「うわぁ」

後で聞いてみたら、「知らない人が部屋で横になっている」だそうです。
私の姿はTさんより数倍すごいボンバーヘッドでした。

朝食(昼食?)を食べに、そして駅まで送っていってもらいました。
たびたびありがとうございます、Tさん。朝食ごちそうさまでした。←おごってもらった。


いつも見慣れた駅ですが、昼間に訪れることは少ないです。特に、余裕を持っていること、予定なくいることはほんの数回です。
このまま家に帰るのももったいない気がして、ぶらぶらすることにしました。

最初にしたことは、髪を切ること。
最近伸びてくるのをほったらかしにしていたので、少々鬱陶しかった。寝癖もタオルを巻いてごまかしているので、ぶらぶらするには恥ずかしいです。

結構、ばっさりと切り、本屋に向かいます。
何冊か立ち読みをした後、3冊買いました。
雑誌とマンガ。ともに月曜に買う予定だったものです。

小腹もすいたので、ミスタードーナツでおやつを食べることにしました。
買った本もゆっくり読みたかったので、コーヒーとシンプルなドーナツを食べながら1時間以上もゆっくりしてしまいました。


この後、家に帰ったのですが、電車の中で確認したことがありました。


今日のこと、別に仕事帰りにやることと変わらなかった。

それなのに、いつもと違う感じだった。

土曜の昼ということもあり、学生や子供連れが多く見られる。
どの店も人であふれ、いつもの、私の知っている客層と異なる。

この空気になれていない私は、ものすごく場違いな気がする。いてはいけない気がする。みんなの邪魔をしている気がする。
慣れない人並みに酔って、私のいく場所が違う姿でいることに嫌悪したのだ。
居場所を失った嫉妬、だろう。

それと同時に、楽しかった。

苦手な人ごみも、騒がしい店内も、この雰囲気も、全部が、何ともいえない暖かさを持っているのがわかる。
いつもと違う楽しみ方の笑い。こんなのもいいなと感じる。
知らないところも、確かに存在している安心感。
世界が虚構ではないということ。


まあ、大げさに表現しているけど、こんなことを確認した。
乗っている電車には疲れきった顔ではなく、今日一日楽しんだ顔。
こんな顔ばかりだったら、電車に乗るのも、怖くないのに・・・




もう1つ、嬉しいことがあった。
電車を降りるとき、中学生くらいのこが3人乗ろうとした。先頭の男の子が他の2人を制して

「降りる人が先だぞ」

といって、私に道を譲ってくれた。
朝晩の人ごみには、そんなことを言ってくれる人はいない。
とにかく、嬉しかった。
照れくさかったこともあり、扉が閉まってから「ありがとう」っていったから、聞こえていなかったと思う。

当たり前のことを言葉にして、そして実行する。

簡単だけど難しいこと。

その気持ち、忘れないでほしい。切に思う。



こういうことがあるから、どんなことがあっても、他人を嫌いになりきれない。信じてみようと思えてくる。


 < 過去  目次  未来 >


あまつばめ [MAIL]

My追加