あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2001年12月13日(木) プロ

朝、通勤中に「プロってなんだろ?」と疑問が浮かんできました。

プロ。

その仕事で金銭を稼いでいる人。
普通の人にできない特別な技術を持っている人。

そんな感じがする。
だったら、私はこれからする仕事が「プロ」といえるほど誇らしいものなのだろうか?

確かに、知識はそれなりにある。日々の業務もこなしている。私でなければわからないこともある。
でも、いなくても何とかなること、それを知っている。

うちの職場は「心の病」や「肉体的な障害」をもった人への理解が強いと思う。
私を含め、現在も「心の病」を治療中の人が数人いる。確定申告の欄に「〇級障害者」と入れる人もいる。2年以上、まともに仕事ができなかったときも、周囲が助けてくれて仕事をしていた。恵まれた環境だ。

だが、まともにこなせない私、それが抱えていた仕事は、難しいものでない。
誰でもできる仕事なのだろう。



たとえば、歩くことは、ほとんどの人ができる。
何と迷うことなく、交互に足を出せば、前へ進める。
簡単なことだ。
でも、競歩の選手など、歩くプロがいる。
その人たちは、特に考えなくてもできる歩くことを細かく分析し、もっとも効率よい歩き方を探している。

足をどこまで上げるか?
腕のフリはこの角度で良いのか?
視線はどこを向けるか?
・・・・・・・・・

誰でもできることの中から、誰もしないことを抜き出し、磨きをかける。
そんな人がプロなんじゃないか?

結論がはっきり出ないうちに職場についてしまった。

気になる。
今日一日気になる。
気になったまま、仕事をやっていた。


こんな私は、絶対にプロではない。
それは確かだろう。


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