2001年12月29日(土)
これは、自分の事では無いので、 大きな事を言って、とても恐縮なのだけれど、、、。
うちは、女系家族です。 右観ても、左観ても、女。 一番年長の祖母から、 一番若い姪迄、、、み〜んな同じ屋根の下に住んで居ます。 コーポラティブハウスと、4世帯住宅との間の子みたいな感じの家かしら?
まぁ、私としてはとっても気に入っている。 へんてこな家だけれど、、、(笑) 皆一緒に住めるって、凄い事よ?これホント。
さて、そのうちの末妹が戻って来た。 私以外の妹は、東京の大学に行ってるのです。 東京で生活なんて、私には想像付かないのだけれどね。 彼女達は、良くやっていますよ。
その末の妹が、帰って来ました。 髪はゴージャス巻髪。 化粧はナチュラルゴージャス(?) バッグやアクセはシャネル。 時計はブルガリ。 服はプランタン銀座に入ってる所がほとんど(?)←私にはあまり良く分からない。 話し方も、気取らない妹のままなのだけれど、 でも、TPOを弁えてる。(えらいえらい^^) 勉強の方も、自分の研究したい事が見つかったみたいで、 目を輝かせて研究室の話しをしてくれた。
あ、姉馬鹿って昔から言われるから、流して、流して。(爆)
そんな妹(?)だけれど、 ちょっと耳年増な所があって、、、、 って言うか、まともな恋愛の時間は、アッと言う間に過ぎた。 (させてしまった?)
今日、車の中での会話。
「妹よ。結婚、しちゃ駄目よ。」 「まず自立しないとね。」
この言葉に集約されてると思う。
満足。
彼女と、まん中の妹とは、7つ歳の差がある。 (ちなみに私と次女は年子) 末の妹は、母のキッチンドリンカー時代も、 私の恋愛から結婚。そして、今への推移。 まん中の妹の恋愛、東京時代、結婚、現在 を、冷静な目で観続けている。
超美形から、超優しい今時男から、 家族が反対する様な超年上の男との恋愛を経て、 今は、2人と本気(?)でお付き合いし、 色んなジャンルの男性と向学の為に会う。 身体の関係がどこまであるかは、知らない。 でも、彼女は賢いし命の尊厳を学んで行ったので、 馬鹿な事はしていない。(今の所は。)
これだけ女が居ても、家の中で夫に恵まれたのは、祖母一人。 彼女は、男との色んな状況を、 姉や母達からリアルタイムに知る事が出来た。 自分も東京に出てみて、 「あぁ、お姉ちゃん達があの時に言って居た事はこれか。」 と納得する事が多いらしい。 先に知識がある事は、とても冷静に役に立つものなのねぇ。
そして、行き着いた先が、 「女はまずは自立しないとね。」だったのだと思う。 まだ、最終到達点では無いし、どこが答えなのかなんて、 誰にも分からないし、女と男に最終なんて無いのだと思うけれど、、、 満足。
誰だって、純粋な時期はある。 ずっと純粋で居られる人も居る。 懐疑的だったから、相手に裏切られてしまう事もある。 諦めている部分があるからこそ、ショックが少なかった事もあるだろう。
どう転ぶかなんて誰にも分からないけれど、 歴史からは学ばなくては。 人の歴史なんて、「Parody」の歌の様なモノだよ。 だから、より良い自分の歴史を作って行く為には、 今のこの4世帯の家は、とても良いと思うし、 末の妹の言葉には、とても満足。 彼女は、自暴自棄では無く、自然に冷静に見ている。
そして、その次の世代が娘と姪。
末の妹の背中が、きっと自分達に一番近い女性の背中になると思う。
女にとって、この家は反面教師も含めて、沢山学べる所だと思う。 でも、うちの男性にとっては、皆勝手をしてるバラバラな家族。
この家に、これから血脈の男は現れないだろうから良いけれど。 (女系だもの。笑) 現れたら悩むよ。 どんな人間に育てられるんだろうってね。 世の女性に迷惑な男なんかになっちゃったら、 大後悔だからねぇ。
反面教師としてなら、色んな素材が居るか、、、(笑)
男達に振り回されない、 そんな基盤を持った女性に育って欲しい。 きっと育ってくれる。 妹を見て、そう確信して満足した一日でした。
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