宇宙人がやってきた
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2回目の聴力検査も、はかばかしい結果がでないので 3回目の昨日、脳波の検査をセンター内で、受けてきた。
「眠りを深くする薬」というのを飲ませ、眠った状態で脳波をとる。
息子を寝かしつけ データを取る1時間ほどの間、そばに付いていた。
横たわったコータの頭から、検査の為のコードが何本も機械につながれている。 機械の音とコータの寝息だけが、規則正しく聴こえる静かな部屋。
何でもないことなのだ。 「これ、聴こえる?」と訊かれて「うん」と、ひとこと言えれば・・・。
ここは、普通の場所ではない。 助けが必要な子どもたちの為の、特別な場所。 検査の方法も違うし、サポートもある。
「音がしたら、そちらを見る」それだけで、判断してもらえるのだ。 赤ちゃんをあやすように、音だけではなく 光もあれば、お人形もクルクルまわる。
音が出て、ピカッと光って、クルクルとミッキーさんが廻りだす。 それでも、コータはそちらを見ようとしない。
普通なら「聴こえてないようですね」となる、この状態。 でも、先生にも判断がつかないのだ。 興味がないのか、見たくないのか、それとも、聴こえてないのか・・・。
それが、「自閉症」なのだ。
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