宇宙人がやってきた
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恥ずかしながら・・・ トイレトレーニングというものを、やったことがありません。 「障害児だから」とか、そういう理由ではなく、単に面倒で・・・。
いや、正確には昨年の夏、3才半になった時挑戦しました。 1時間おきにトイレへ・・・・・紙パンツに出てる。 30分おきにトイレへ・・・・・出てる。 15分おきにトイレへ・・・・・「やーめたっ!」となりました。
1日で挫折したわけです。 「あ、カミナリ婆になりそう・・」と危険も感じましたから。
4才になったし、3月だし、また挑戦することにしました。
「コータ、トイレ行こうか?」 「行こ!行こ!」と、嬉しそう・・・わかっとんのか・・・? 手をつないで、ご機嫌でトイレへ向かいます。
ドアを開けて、子供便座にさっさと自分でまたがります。 「おしっこ、チーだよ。」 コータ、ニコニコ。
・・・1分、2分、3分、・・・5分経過。
「おしっこは?」ときくと 「出〜ナイ!」と元気に答える。 「チーだよ、チー」 「出〜ナイ!」 「おしっこチー!出るでしょ?」 「出〜ナイ!」 「あ、そ」
・・・ジュースいっぱい飲ませたのに・・・ が、いかんいかん・・無理強いは、禁止よね・・。
10分後、紙パンツが濡れてる。「・・・」
気を取り直し、またいっぱい飲ませ、今度は30分おきに誘ってみる。 「トイレ、行こうか。」 「行こ!行こ!」
ご機嫌で便座にすわり、ニコニコ。 余裕もできたのか、今度はキョロキョロし始め 飾ってある猫の写真や花、本などを手にとり眺めている。 そっか、気が散るのね。
周りのものを片付け、しまじろうの「トイレ絵本」を渡す。 「ヤーダ!」・・・いらない、あ、そう。
「おしっこは?」 「出〜ナイ!」 「出るわよ!」 「出〜ナイ!」 「出るってば!」 「出〜ナイ!ママ!オシマイ!」
この日は、終日これで暮らしました。(結局、無理強い全開) 張り切って行き、座ったとたんに「出〜ナイ!」
帰宅した夫に、さっそくグチる私。 「聞いてよ、コータったらさー!・・・○△※□・・・なのよ。」
黙って聞いてた夫がポツリと、「すごいじゃん」 なにがすごいの?1回も出来なかったんだよ。 「オウム返しじゃない」 ・・・・・そういえば・・・・・。
普段なら、「出る?」ときけば、「デル」 「出ない?」ときけば、「デナイ」だ。 本当だ、すごいすごい!と、本来の目的を忘れて喜び合う父と母。
自閉症について、ご存知ない方が読むと 「何がスゴイ???」と、チンプンカンプンですね、すみません・・・。
で、トイレですが、その後1度も成功してません。 ウンチだけは、3才になった時から“事後報告”です。 オウム返しの「基本形」も、ちゃんと健在で なんかホッとしたりして・・その方が、息子らしいから・・。
よく晴れた、洗濯物がうんと乾きそうな日に 布パンツで挑戦だーっ!(いつになるやら、のグータラ母)
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