宇宙人がやってきた
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2002年07月04日(木) 近況報告 その2

気がつけば、半月以上日記を更新していなかった。
「日記」と言えなくなってきたなー・・・。

行事が多かった6月。

学校見学が6回に、家庭訪問、個別プログラムに参観日、経験交流会など。
歯科検診や、内科検診なども、普通の幼稚園と違って親がつきそう。
間の日に、下の娘の通院、こちらは病院かけもち。

さすがに疲れがたまってきたが、クラスには上のお子さんの学校行事もあって
私なんかより、もっと忙しいお母さんもいる。母は大変なのだ。

家庭訪問。

4月のクラス顔合わせの時、1学期の予定表を見て青くなる。
家庭訪問・・・家庭訪問って、全員ですか?うちにもお見えになるので・・・?
「モチロン、伺います。」と先生ニッコリ。当然よね・・・。

瞬間浮かんだのは、「泥棒100人入りました」みたいな我が家の惨状。

どうしよう・・・。
どうしようったって、やるしかありません。掃除。おかたづけ。

平日は無理なので、週末まるまる使ってやりました。
何とか、「泥棒3人」くらいまで、復旧する。広い。清々しい。

「家の中、すっごいキレイだー・・」と夫が感嘆する。
「泥棒3人」なのに・・・。ちょっと、反省する妻。

個別プログラム。

これは、月に1度くらいの割合で本来休みの日に、半日ほど登園する。
内容は個々によって違い、子供の現在の様子や、今後の目標を
かなり細かく設定して先生と親が相談するという有難いものです。

プログラムは、課題や生活の自立の他に、問題行動があれば
それについての対策を、家庭とセンターで連携して改善していく。

コータは、「排泄の完全自立」や、「変化に対する弱さ」などが課題。
他にもモチロンいっぱいありますが、この2つが当面の課題。

センターでの時間中は、ほぼオシッコの失敗はないのですが(ウンチは家でする)
やはり2度ほど「チビって、お持ち帰り〜♪」があったし
家にいるときに至っては、完全に紙パンツです。ウンチも「事後報告」

「変化に対する弱さ」というのは、“移動手段の変更”が特に苦手です。
「お出かけは、車で!」なんかも、そうですが
センターでお散歩の時間に、いつもとコースが変わると
途端に不安定になってしまう・・・ということが多いそうです。

「それでも立ち直りが、ずいぶん早くなりましたよ。」と先生は
言ってくださるので、少しずつ息子なりに努力はしているのでしょう。

“こだわり”や“不安感”というものを失くすのは
「自閉症を治す」というくらい無理な相談なので、それにたいして
どう対処すればよいか、ということを考えます。

認知の方法や、予告、つまり「お互いが折り合いをつけられる方法」ですね。
絵カードであったり、写真、モノ、子供によってわかりやすいモノは違います。

『TEACCH』などは有名ですが、他にもマカトン法といって
手話のようなもの使う方法、言葉のほうが入りやすいお子さん、などなど
皆それぞれ“得意分野”は違うので、それを見つけていくのも療育です。

年中サンの1学期が、やっと終わろうとするところですが
進路を決めるまでは1年ちょっと、今できることは精一杯やってやりたいし、
その具体的な方向を、相談できる場所があるという心強さ。

昨年の今頃は、泣いてばかりいました。
そして心情的には、それほど変わったわけではありませんが
キレイ事でなく、「泣いてる暇」が私には無いので
たとえ強がりであっても、やるしかない・・・というのが本音です。



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