和田拓治郎の「夜景レストラン」

2008年11月23日(日) おさらいしたい

11月21日は、コンドルズ広島公演その日だった。

やだなぁ、いつも面白いから。
「ホントにくだらないと思ってやってたのに、不思議と途中から本気になっちゃうんだよ」って、わかるわかる。

この人達は、その流れ自体を笑っているんだ。
くだらないことを本気でやってしまっている自分達を、客観的にもう一度笑う感じ。

公演観終わって「ジャンルなんて無いし、その存在自体がカテゴリー化するんだから、身体表現サークルはそのまま媚びずにやればいい」って、オクダさんが昔言ってくれたのを思い出した。

打ち上げでは、いつも関係ないバカ話ばっかりだけど、あるべき姿とありたい姿の手本を完全にやって見せてくれている。

何年も観てきて、一時は良平さんと共演までしてもらったことがあるのに、ずっと手が出なかったもの、勝山さんのコンドルズ自叙伝ともいうべき「コンドルズ血風録」をついに買った。


↑中古で良いからとにかく知ろう。
一気に半日で読めるし。


もの凄く泣いた。

本来感動するべき場面でない、事務作業・行く先々の公演での衝突・掴むか損ねるかのチャンスの見え隠れ等、そういった些細な生活の揺れが涙を誘った。

そうときこそ泣ける、そういうときこそ確かに達成感があった。
思い出した。

情熱の凝り固まったこの単行本は、われわれにとってもはや教科書。

インディーズ諸君、夜道は暗いです。
この本を持って行きなさい。



※画像は、先日事故相手からいただいたケーキセットを、作業場のみんなで実食の画。
最近ますます首が痛い、治るんか?コレ。


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和田拓治郎 [MAIL] [HOMEPAGE]

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