11月21日は、コンドルズ広島公演その日だった。
やだなぁ、いつも面白いから。 「ホントにくだらないと思ってやってたのに、不思議と途中から本気になっちゃうんだよ」って、わかるわかる。
この人達は、その流れ自体を笑っているんだ。 くだらないことを本気でやってしまっている自分達を、客観的にもう一度笑う感じ。
公演観終わって「ジャンルなんて無いし、その存在自体がカテゴリー化するんだから、身体表現サークルはそのまま媚びずにやればいい」って、オクダさんが昔言ってくれたのを思い出した。
打ち上げでは、いつも関係ないバカ話ばっかりだけど、あるべき姿とありたい姿の手本を完全にやって見せてくれている。
何年も観てきて、一時は良平さんと共演までしてもらったことがあるのに、ずっと手が出なかったもの、勝山さんのコンドルズ自叙伝ともいうべき「コンドルズ血風録」をついに買った。
  ↑中古で良いからとにかく知ろう。 一気に半日で読めるし。
もの凄く泣いた。
本来感動するべき場面でない、事務作業・行く先々の公演での衝突・掴むか損ねるかのチャンスの見え隠れ等、そういった些細な生活の揺れが涙を誘った。
そうときこそ泣ける、そういうときこそ確かに達成感があった。 思い出した。
情熱の凝り固まったこの単行本は、われわれにとってもはや教科書。
インディーズ諸君、夜道は暗いです。 この本を持って行きなさい。

※画像は、先日事故相手からいただいたケーキセットを、作業場のみんなで実食の画。 最近ますます首が痛い、治るんか?コレ。
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