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■ 地面すれすれの空中を漂っている風船の気分。
バイト先のみんなで新年会と称した愚痴大会。
学校の都合で30分遅れて参加。
心がしんどい時、悪酔いする可能性は高い。
むしろ100%に近い。
わかっているから控えた。
いつものように絡んでみても
素面な部分が残りすぎてて、乗り切れない。
誰かと喋っていても、心はここに在らず。
煙草の数が見る間に減っていく。
その日、開けたばかりの箱のなかに残ったのは、たったの6本。
3時間足らずの間に。
盛り上がる周囲に羨望を抱きながら
気にも留めない振りをして、ひとり煙草に火をつける。
そんな自分を眺める、もうひとりのあたし。
ただ静かに語り合いたい。
そんな気分も、居酒屋特有の喧騒にまぎれて
あたしは居場所を失う。
ひとり、違う世界に投げ出され、行く宛も知れずただ戸惑うばかり。
声にならない叫びをあげて、ひたすらに足掻いてみても
そんなことじゃ元の世界に戻れない。
友達の家に泊めてもらう約束をキャンセル。
2次会カラオケ、もちろんオール。
ひたすらに歌ってみた。
周りの状況なんか、これっぽっちも考えず。
このメンバーだからできること。
あたしのわがままで振り回してるってことは
この際、気付かない振りをさせてもらう。
何も考えず、ただ泣きたいときに泣けたなら……。
2005年01月14日(金)
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