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■ 秘密と嘘と。
口約束が現実味を帯びて、ひっそりと、確実に近づいてくる。
動揺を悟られないように、自分のためだけの計画を真剣に考える。
一人で過ごす時間。あれもこれも…とやりたいことは山のよう。
二人で過ごす時間。どうしていいのか、皆目見当がつかない。
何かが起きることは有り得ない。
そう強く思えば思うほど、何か違う感情が次々と湧いてくる。
真相を知る唯一の友人に少しだけ、計画を漏らす。
自分の心ん中に留めておくのが少し苦しくなる。
少しずつ小出しにしていかないと、壊れそう。
もう少し、二人で会える時間が増えれば…と思う。
それでも結局、つらい事には変わりがないのだけれど。
嘘で塗り固められた、今の生活が変わらない限り楽にはなれない。
あと1ヶ月。
1ヶ月後、半年続いた嘘がひとつ消える。
背中の荷物が少し、軽くなるはずなのだ。
次の嘘に支配されていないとも限らないけど。
話せる相手がいるだけ、倖せかもしれないと思えればいい。
2005年07月05日(火)
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