EscapE
柚樹



 眠りにつくまで。

眠りに手が届くと確信を得るまで、明かりも消せない。
暗闇の中で寝ていた時など、今は昔。
長くても30分で落ちていた数ヶ月前の自分を羨ましく思う。
日付が変わる前にはベッドに入り、眠りにつくのは午前3時以降。

眠いという意識はある。
けど、実際に眠りにつけるまで目を閉じているのが…恐い。


考えても仕方のないこと…と割りきっている筈のこと。
はっきりさせるべきだと思いつつ、流されていること。
マイナス思考の堂々巡り。


抱き枕が欲しい。
またそんなことを思い始めてしまった。
誰かの腕に抱かれていないと寝つけない。
誰かの腕の中にいることに慣れすぎてしまった。


家、出たいな。
不眠の要因が一つ減ることは確実。



2005年08月26日(金)
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