水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
『水に眠る』(文春文庫)は、裏表紙に「様々な愛の形を描く短編集」とあった ので、恋愛短編集だと思っていたのですが、恋愛ばかりじゃないようですね。 今夜読んだ第七話『はるか』は、町の本屋さんでバイトする女子高生はるかの お話。いい子で良かった、良かった。わたしも、はるかですから。 笑
大きな事件が起きるわけじゃなく、どこにでもありそうな町の本屋さんとバイト の女子高生と人のいいご主人。時には、困った人が来ることもありますが。 そして、本屋さんの日常は過ぎていきます。
はるか、がんばってます! 明るく元気は、バイト(に限らず)の基本! 元気な本屋さん(に限らず)は、元気な街の素! そこで働く人によって、お店の印象も決まります。特に小さな店なら尚の事。
解説は編集者の戸川安宣氏。氏の視点は、この本屋のご主人とその父にあります。 同じ小説を読んでも、感じるところは人それぞれですね。 主題だけしか見なかったら、もったいないです。うーむ、ためになりました。
明日は第八話『弟』、解説は『天使のみつけかた』の、おーなり由子氏。 じゃ、また明日!
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