水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2002年05月13日(月) 小池真理子著『康平の背中』

怖いーーー!!

もう、ゾクッゾクの怖さです。
タイトルはぜんぜん怖くないのに……。いかにも怖い話と言いたそうなタイトル
より、こんなふうに、掴み所のないタイトルの方が、怖さが引き立ちます。


お話は、雨の夜、ある料亭から始まります。
ふとしたきっかけで知り合った初老の紳士と食事をする「わたし」の前に、事故
で死んだ恋人が現れるのです。不倫の仲だった恋人は……。

恋人の妻子が、怖い以上に、怖いんですが、怖いとしか言えません。。
まぁ、読んでみて下さい。怖い話をお捜しの方におすすめです。

「七つの怖い扉」(新潮文庫)で、一番怖いです。
つまり、一番怖いのは、人ということ。。

おやすみなさい。


水野はるか |MAIL
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