水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2002年10月01日(火) 山田詠美『黒い絹』

若く美しい体を持つ黒人、パーシーと、その種の男性を「ベイビー」と
呼ぶマリア。
もう若くはないマリアが、パーシーと出会って知ったのは……。

うーん、詠美さまの世界ですねぇ〜。
言葉が生きております。特別な言葉ではないのに、こんな使い方をすることで、
文章のひとつひとつが輝きを放つようで・・クラクラ・・♪
心地よいリズム感と情感に酔わせていただきました。

この余韻、いい感じですぅ・・♪

「せつない話・山田詠美編」(光文社文庫)第八話、「黒い絹」が意味する
ものは・・甘くせつなく。


せつなさ:☆☆☆☆☆☆☆☆
マリアもパーシーも魅力的です。



水野はるか |MAIL
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