水野の図書室
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2002年11月23日(土) わたし的には復活とかじゃなくて・・短編集

「小説すばる」が創刊15周年をむかえるそうで、過去に掲載された短編小説群
から16編を集英社文庫編集部が精選した短編集が生まれました!

「短編復活」(集英社文庫)、って、短編小説はそんなに冷遇されてました!?
まぁ、確かに読みごたえがある重い本が売れてましたね〜。上・下2巻いっしょに
持ち運べないような・・。もちろん、長編には長編の、短編には短編の良さがある
ので簡単には比べられませんが、時間がなくて本が読めないとお嘆きの方には、ま
ず一冊、短編集をお買い求めになることをお勧めしたいです。自分の都合に合わせ
て、ちょっとした時間に読みすすめられます。
アンソロジーなら、いろんな作家の作品が読めて、一層面白いですよ。

「短編復活」、そのメンバーは、赤川次郎、浅田次郎、綾辻行人、伊集院静、北方
謙三、椎名誠、篠田節子、志水辰夫、清水義範、高橋克彦、板東眞砂子、東野圭吾
宮部みゆき、群ようこ、山本文緒、唯川恵・・! ワクワク〜です。

帯には「小説すばる15年・157冊から精選。思い出せ、短編の凄、小説の快!」
す、すごい意気込み。○○氏絶賛よりは、いい感じ。わたしにとっては、思い出すとか
復活とかじゃなくて・・。そう、短編小説も短編集も大好きです。その読後感は、
小さくても、厳選した材料を使い、時間と愛情を惜しまずに作った美味しいケーキ
を食べたあとの満足感に似ています。
だからでしょうか、、素敵な短編小説を読むと、胸がいっぱいになるんです。
じゃあ、「短編復活」、赤川次郎『回想電車』から読もうかな〜。


水野はるか |MAIL
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