水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
| 2002年12月20日(金) |
東野圭吾『超たぬき理論』 |
ちょっと気になる人の意外な面を知るのは、いつも買うチョコボールの箱に、「増 量」と見つけたときくらい嬉しかったりします。「秘密」しか読んだ事がなかった 東野圭吾に、こんなオチャメなところがあったなんてっ!
「たぬきには超能力があって、UFOの正体は文福茶釜である」と説く男のお話。 イルカやナマズの超能力じゃなくて、“たぬき”なのが、ほのぼのします。 UFO研究家を相手に、力説するこの男を応援したくなっていきました。
こういう楽しい小説もいいですよねー。ストーリーは全然違うけど、北村薫の『か とりせんこうはなび』を思い出しました。(「水に眠る」文春文庫、2002,4,7記) 蚊が蝿を刺すようになる薬が開発されるお話で、面白かったです。
波乱万丈な人生を知る長編小説を読んで、胸を熱くしたり、泣いたりすることもあ れば、短いながらも楽しさいっぱいのユーモア小説に心をほぐされたり・・。 とりとめもない感想になったところで、時間がきたようですので(笑)、またネ。
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