水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2003年01月07日(火) 唯川恵『さよならの贈り物』

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

2003年がスタートしました。って、はや7日。出遅れた感がありますが、図書室
オープン〜! 今年もたくさんの本と素敵な出会いがあるといいなぁ〜〜。。
そこで、最初に選んだのは、唯川恵「さよならをするために」(集英社文庫)。
んん?新年そうそう、さよならがテーマですかって? YES ! 壊れていく恋を
五つ集めたラブ・ストーリーです。さよなら=涙だけじゃないと信じて読んで
みましょう。何か新しいものに会えそうな予感です。

ページを捲ると、─ まるで、さよならをするために恋をするよう─ と一行だけ。
ハッとしてドキッ。うーん、恋愛小説の匂いがします(恋愛小説だってば!笑)。

第一話は『さよならの贈り物』。ありそうなシチュエーションです。
待ち合わせの店で来ない恋人、修平を待っている麻由子の前に偶然現れた高校時代
の友人、祐司。祐司に誘われるまま別の店に行くと、そこには見知らぬ女の子と
楽しそうに話す修平が──。

きれいにまとまりすぎてるような気もしますが、うろたえる修平の様子が目に
浮かぶようで苦笑。。祐司、カッコ良すぎです。お正月疲れを癒してもらったよう
な、消化のいい軽やかさ。贈り物が何だったかは、ぜひ、読んでみて下さい。


水野はるか |MAIL
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