水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2002年12月30日(月) 唯川恵『青の使者』

先月末から「短編復活」(集英社文庫)を読んできましたが、とうとう、最後の
作品になりました。そして、この短編小説が今年、2002年の読み納めです。
唯川恵・・! 確か、去年も年末に読んでいたような・・と、listを見たら、
去年の12月末に、『22歳、季節がひとつ過ぎてゆく』を読んでいました。
去年の最後は、昨日読んだ山本文緒!そうそう『プレミアム・プールの日々』で、
爽やかに読み終えた2001年でした。あれから1年。速いです〜。

で、今年の読み納め、唯川恵の『青の使者』、面白かったです!
失跡した不倫相手に貸したお金を返してもらおうと、本宅を訪ねた女と妻の対決
にぐいぐい引き込まれました。男はどこへ行ったのか・・これは、凍ります。
ホラーですね。静かなゾクゾク感がいい感じ。んー、低温ホラー?で読み納めと
なりました。最後にふさわしい読み応えたっぷりで、良かったです。


たくさんの小説からもらったものは、ドキドキ、ソワソワ、ゾクゾク、ホンワカ、
ニコニコ、しんみり、ハラハラといった、心のエクササイズ。いろんな気持ちに
なれることで、心は柔らかく強くなっていくように思います。


今年も、拙い文章に目を通してくださって、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様にとって、2003年が心に残る良い年でありますように。


                      See ya !  水野はるか


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