水野の図書室
Diary目次過去を読む未来を読む
皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2003年01月18日(土) 森真沙子『あと十分』

卒業生を送る会で、祖母から聞いた毬つき唄を歌うことになった演劇部員。
十番までしかないのに、軽い気持ちで十一番を歌ったとき、異界の扉が開き──。

この毬つき唄、意味不明な歌詞が不気味・・考えてみると、昔のわらべ唄って、
リズミカルなわりに何を言いたい歌なのか、よくわからなかったりします。
もし、夜道ですれ違った見知らぬ子どもが「とおりゃんせ」を口ずさんでたら
も〜震えあがりますぅー!

イギリスの伝承童謡であるマザーグースにも、その歌詞の世界をイメージすると、
とても笑顔では歌えないものがたくさんありますね。
例えば、“My mother has killed me, My father is eating me……”
・・な、なぜ、この歌詞で童謡なのよぉ〜マザーグースよ。(泣)

それに比べて、最近のこどもの歌の底抜けの明るさ、ホッとします。
“っさかなっ、さかなっ、さっかなぁ〜〜、、”
怖い毬つき唄を記憶のかなたに押しやるために、「おさかな天国」を頭の中で
再生しております。


水野はるか |MAIL
Myエンピツ追加

My追加