水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2003年02月03日(月) 赤川次郎『十代最後の日』

19歳の友也の前に突然あらわれた死神、彼を迎えに来たという死神は少女の姿で
彼の視界の片隅に立ち──。「十の恐怖」(角川ホラー文庫)では、いろいろな
恐怖アイテムを見てきましたが、最後のお話で、とうとう“死神”の登場です。

なぜ、死神がこの日を選んだのか、謎めいた日にち指定へとつながる過去と現在
の物語は、死神に抵抗を試みるスリリングな連続に、幼なじみの香子への想いが
絡まり、ハートフルな赤川ワールドになりました。

読み終えて、じ〜ん。そして、想像するとザクッと怖い。このバランス、絶妙です。
ぜひぜひ、読んでみて下さい。


今日で人生が終わると宣告されたら、どうしますか?
何をして、誰と過ごしましょうか・・


水野はるか |MAIL
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