水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
あっという間の一週間でした。お元気でしたか?わたしの方は、少々あわただしく 過ごしていたものの、パキポキ元気でした。笑
6月6日から、川上弘美の短編集「物語が、始まる」(中公文庫)を読んでおります。 不思議な世界に、たっぷんとつかったまま、その居心地がいいのか悪いのかも わからないくらい、のんびりと身も心も委ねております。
今日は三つ目のお話、『婆』。見知らぬ婆に手招きされて家にあがり、恋人の話を していた私──。次には恋人と一緒に婆の家に行き、家の中にある穴にふたりで 入り──、と紹介しても、はぁ?ど、どんな話?なのかよくわからないのでは・・。 そうなんです。よくわからないのです。恋人の名前からして、妙な名前なんです。。
『蛇を踏む』の前に芥川賞候補になった作品だそうです。そう、いかにも芥川的な 匂いがあって、好きですと言いたくなる魅力に惹かれます。耳をすまして読んでい ると、心が刺激を求めていたことに行き着くような。
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