水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2005年01月04日(火) |
鈴木光司『大山(だいせん)』 |
別れた妻と子どもに会うために、山陰本線で長崎へ向かう染谷が半生を 振り返る物語。昨日読んだ三喜男に続き、染谷も妻との出会いをしっかり 覚えています。男の人って、みんな、こうなんですか!? 軽い眩暈でクラッ。。。大切な人との出会いの一部始終を覚えているのは、 自分の人生も大事にしているということなのでしょうか?
小説から受ける染谷の印象は、正直で真面目で、一生懸命なんです。 そんな染谷が妻子と別れるきっかけとなった、世に言うバブルって、目には 見えない魔物みたいで、怖いですね。借金で離婚というのも哀しすぎ。。
ラストは、あー良かった良かったの安心型。 わたしなら、夫の借金返済まで郷里で待つなんてできないです。 借金なら、わたしが返します。なんて。笑
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