水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2005年10月31日(月) |
本多孝好『FIREFLY』 |
乳癌が再発して再入院した若い女性が、今回の依頼者。彼女に頼まれ、 勤めていた店に私物を取りに行ったことから、「僕」は彼女と1日限りの デートをすることになり、病院を抜け出します。
タイトルの『FIREFLY』……蛍が登場するあたりから、本多孝好楢ではの 抑え気味なせつない世界にどっぷり。。本多ファンには、たまりません。
自分が死んだあと、誰かが思い出してくれるでしょうか……。 誰にも思い出してもらわなくていい、なんて強がりですよね。
死んだら、どうなるかわかりませんが、死んだら、長い安らぎの中に 入っていくのではないかと、、そんなふうに思います。 安らぎなら、それほど、怖くないでしょ? 知らない遠い国へ旅立つようなもの……でしょうか。
ひとりで生まれてきたんですから、死ぬときもひとり… 自分でも、あきれるほど強がりです。
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