根本的に一体何を悩んでいたのか、赤ワインを
飲んでいたら忘れきた。

フッと私を思ってくれている人たちの事を思い出した。
いつでも笑顔で明るいテンションで「ノープロブレム
、イェ？」って言ってくれるあの甲高い声を。
離れていてもいつも近くにいてくれてカッコよく
仕事を頑張っている親友の事を。
いつも旅に出ていて日本にいるのをキャッチするのが
難しい最高におもしろいチョイ悪オヤジを目指している
友達の事を。

凄く幸せな気分になった。

些細な出来事で私は自分を見失ってしまい、自信を
喪失し、人間なんて信じられないと思ってしまった。

でも、よく考えると最初から私は自分に自信を持って
いた訳じゃなかった。
「自分に自信が持てない」と言うだらしない同僚の
事をひたすら考えていた時に私は１つ答えを見つけた
んだった。

自信とは確かに誰かの声や経験、実力、評価全てから
来るモノだけど、もし自信がなくても、あるフリを
しなければいけないモノなんだって。
そうしなければ、相手は不安になる。調子に乗る。
自分を見透かされる。仕事に置いてはそうやって私は
考えてきた。

本当はボロボロだけど、頼りない自信をいっぱい
かざして、あなた達の「大丈夫だよ」っていう声に
後押しされて私は頑張ろうと思う。

私は私なんだから、誰とも違う。
髪の色も瞳の色も肌の色も関係ない。私は私。
いつでも対等でいてくれるあなたの存在に元気づけ
られた。