今の私の状況を例えるとすると本当に ”竜巻に巻き込まれてる”が一番だ。 それも、大型。
きっと穏やかな街がいきなり竜巻に見舞われた時、 何が起きたかなんかすぐには分からない。 例えが悪い?しかし、やっぱりいくら考えても ”風”どころか”竜巻”なのである。
静かな街に突如現れた怖いモノ知らずのやんちゃ な竜巻にも、ブルーになり一人電車に乗り、 海を目指す事があるらしい。 海沿いを走る電車、一人窓を見つめる、 いつも振りまきまくっている笑顔は消えて 何かを見てる。 ブルーの原因なんて検討もつかない。 いくら考えても分かんないんだってば。
考える事は必要ない。竜巻は一過性に過ぎない。
私は自分を取り戻したし、自分の感覚もペース も全ては自分次第だけど、最強の強さを誇っていた 竜巻にも色々な表情がある事を知り少し戸惑って いるだけ。
哲学的な人間分析にハマるのもいいじゃないか。 恋なんかじゃなく。
そして、哲学的かつ芸術的観点から竜巻を分析 するべく私は竜巻が好むイーグルスに手を出した。 ”ホテル・カルフォルニア” 聞き古された過去の名曲。何度も聞いた事のある 大昔の曲。
そしてまた、電車で一人海を目指す竜巻を想像 する。 いつも華やかにダンスフロアをJKの様に すり抜けているのに、この曲を聞いている時は 何を?
一生分かる訳ない謎だけど。だってそんな事 聞かないから。 きっと、これからもこの曲を聴くと私はこの 妙な気持ちを思い出すんだろうね。
はは。お前ほど、謎な奴に出会った事はない。
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