Opportunity knocks
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振りかえってみれば一年、やっぱり早かった。 飛び去るように過ぎていく時間の中でわたしはいったい何を残す事ができたのだろうと、そんなことを考えながら年末を迎えている。
「映画」
良い映画というのは、やはり確実に頭の中に残っていく映画だとおもう。 そう言う意味で今年のベストを10本挙げてみた。
2046 申し分なし。想像の余地を限りなく与えてくれる映画。
25th hour エドワード・ノートンが素晴らしい。人生のある瞬間がその人にとってどれだけの意味を持っているかということを問いかけた映画。
elephant 気だるく流れていく日常、その先にあるものは何なのか。なぜわたしは人を殺さないのか。いろんなことを考えさせられた。
欲望の翼 さまよう足元、冷たく光るアスファルト、そんな描写ひとつひとつがいつまでも印象に残っている。
ロスト・イン・トランスレーション いつかどこかで感じた感覚、郷愁、感傷、現実。いろんなことを思い出させてくれた映画。
過去のない男 理屈なく好き。カティ・オウティネンみたいな雰囲気になれたらいいなあ。
美しい夏、キリシマ 静と動をうまく使い分けた演出や、戦時の人々の心情を繊細にえがいたところなど、良い作品だなあとおもう。
21grams 人生は偶然か必然なのか。選び取っていくものなのか、否応なく受け入れていくものなのか。それは誰にもわからないのかもしれない。
誰も知らない 当たり前に生きている社会の中で、虐げられながら生きていく子どもたちがいることをあらためて認識した。そんな世の中なんだ。
恋の門 単純に楽しい映画だった。ビデオがでたらたぶん間違いなくまたみるとおもう(笑
「本」
やっぱりあまり読めなかった。一年のはじめは時間がいくらでもあるような気がして、100冊くらい簡単に読めそうな気がするのだけど、現実はというとやっと35冊あまり。月に3冊というペース。しかもあまりジャンルを広げて読んでるわけでもなく、相変わらず好きなものしか手を伸ばしていない。来年は新書や海外文学、古典など、もうちょっといろいろなものを意欲的に読もうと思う。 数少ない中からベスト10
ボディ・アーティスト ドン・デリーロ 圧倒的な存在感。言葉の強さをあらためて感じた。
白の闇 ジョゼ・サラマーゴ 恐るべき寓話。白の闇の世界がかなり後をひいた。
戦争の世紀を超えて 姜尚中 森達也 戦争のメカニズムを考えるきっかけになった。
カフカ事典 池内紀 若林恵 まさに事典というべき本。カフカまた読んでみたい。
ランド・マーク 吉田修一 静かなトーンなのに、背後に不気味な潮流を感じる。
午後の曳航 三島由紀夫 なんとか読めるようになったという記念として。
トゥルー・ストーリーズ ポール・オースター 真実はいつも大きく人の心を揺さぶる。
ナイン・ストーリーズ J・D・サリンジャー 好きなのかよくわからないけど、時々文章を思い出したりする。
日本の面影 ラフカディオ・ハーン 外国人からみた日本。第三者的見地が面白い。
神様のボート 江国香織 読んでる間中、ほんとうに何かに乗りながら漂っているような気がした。
「音楽」
音楽に関しては小説や映画よりももっとさらに後退している気がする。 ほとんどクラシックやジャズ、ボサノヴァなど、もとから家にあるものばかり聴いていた。ほとんどCD買わなかった気がする。 その中でも比較的よく聴いていたもの。
♭5 パリスマッチ 透明感のある歌声が好き。
TENOR MADNESS ソニー・ローリンズ どこまでもクール。
BLACK COFFEE ペギー・リー 乾いた土のような雰囲気が良い
WE GET REQUESTS オスカー・ピーターソン Time and Againが好き。
サンボマスター 月に咲く花のようになるの 元気をもらった。
PLAY MISTY エロル・ガーナー これを聴きながらよく本読みしたなあ。
とこんな感じです。 展覧会などはまだまだべストをあげるほど見る余裕はなくて少しさびしいので、来年はもう少し意識的に足を運びたいと思う。
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