Opportunity knocks
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| 2005年01月28日(金) |
夕飯にから揚げを作っていたら |
むかしつきあっていた男の子のことを唐突に思い出した。
その子のうちにはじめて遊びにいったとき、お母さんが夕ご飯を御馳走してくれたのだけど、 そこででてきたのがとりのから揚げだった。
見た目にもあまりおいしそうなから揚げじゃなかった。 まず色がへんだった。灰色だった。 ひとくちかじってみると中がほとんどレアだった。 火が通ってないので、表面が水っぽくてぶにぶにしていた。 おなかが痛くなるだろうなあと思いつついっきにたべた。
お母さんはけっして意地悪で不味い唐揚げをだしたわけではなく、 ほんとうにただ純粋に料理が下手なだけだった。
なんとか食べ終わって帰り際、男の子がひとこと、 うちの母親料理が下手なんだ、あんなのたべさせてごめん。 とあやまった。
わたしは、気を悪くなんてしてないし全然平気だからと男の子に言った。 ほんとうに気を悪くしたわけじゃなかった。 ただ、料理の下手なお母さんがいる、ということ自体がかなり衝撃だった。
男の子の顔もお母さんの顔ももうおぼえていないけれど、 不細工なから揚げと男の子がわたしに対してすまなそうにしていたのだけは なぜかよくおぼえている。
から揚げをつくりながら、ずっとそんなむかしのことをおもいだしていた。
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