Opportunity knocks
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2005年02月25日(金) 無題

病み上がりなのに飲み会。
帰り道、寒くて寒くて凍えそうになった。



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「九龍塘の恋」ポール・セロー

返還前後の香港の話。香港で生まれ育ったイギリス人が主人公なのだけど、その主人公がなんとも優柔不断というか、主観を持たないというか意気地のない男。普通に読むと、ただたんに主体性のない男が香港の中国返還という転換期に翻弄されて、という面白みのない話なのだけど、じっくり読むとその当時の香港における白人社会がどんな位置付けにあったのかとか、香港で生まれ育っていながらもイギリス人であることを捨てきれない、つまり故郷というものを心的に持てない人間の悲哀みたいなものが感じられて、結構深い話なんだなあと思った。

後書きからの抜粋。
「自分の人生すら自分で決められない主人公や、時代の変化を読み取れず中国人をさげすんで「チンキーチョンク」と読んで憚らない時代錯誤の植民地主義者らを、痛烈な批判と揶揄そして憐憫と哀愁をこめて描きながら、本国から離れて生きる欧米系の異邦人感覚、その場所に対する違和感、浮遊感を浮かび上がらせている。」

異邦人感覚、違和感、浮遊感、という言葉にすごく納得する。
どの場所にもなじめない異邦人の焦燥や悲しさ、そういうものを読んでいてすごく感じた。


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