Opportunity knocks
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2007年08月05日(日) 無題

朝、新聞を読んでいたらうんうんと頷ける部分があった。
今回の参院選で自民が惨敗したのは改憲のためのかなり強行的な(安倍総理の)政治活動が多くの人達の反感を買ったのではないかということ。

改憲問題が今回の選挙の争点だということを、ほとんどのマスメディアは表にだしてこなかった(とおもう)し、今回の選挙は年金問題をだれに(どの党に)託すかという年金改革選挙である、という感じで選挙中盛りあがっていたけれど、それでも今回自民党にNOと言った人の中に(年金や閣僚の不祥事問題だけでなく)改憲への動きに歯止めをかけたいと思った人達が少なからず存在し、そういう人達が今回の選挙の結果を少なからず左右したという見方もできるとおもう。

確かに年金問題は誰にとっても深刻な問題であって、決して等閑にできることではないけれど、それでも今回の選挙自体の意義が年金問題だけに集中するのはどうだろうか。正直言って党が変わろうが政治の体質自体はあまり変わりなく思えるし、民主が政権をとったところで何かが劇的に変わるとも思えない。
嫌だな、と思うのはそういう考え方をする人達の存在(改憲に対して否という人達の存在)をマスコミが積極的に(あるいは意図的に)見て見ぬふりをするところ。
なので、共感できる記事が大きめにとりあげられていて今日は少しほっとした。

改憲は難しい問題だし、わたしも勉強不足でまだまだ知らないことばかりだけど、それでも、誰かごく一部の人の手に委ねて、ただはいはいと言う事をきいていれば良いという問題では決してないとおもう。もっと多くの人達が注目し議論し考えていかなければいけない問題だとおもう。そういう小さな声を無視しない政治をどうかやっていってほしいと、そうおもう。


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