いただきます。...じゅん

 

 

いつまでここにいていいの?(ブルーな日・・愚痴だから、無理せずに・・) - 2001年12月18日(火)

まーさんの家で家事をしながら過ごすのは、私にとって穏やかで幸せで、
だけどやっぱり、時々息苦しくなる事。
ずっと、割合賃金のいい仕事をしてきたせいもあって、
欲しいものが何一つ入らない事が、時折苦痛になるのだ。

多分、私は買物依存に近いレベルの買物好き。
今までは、高給にたよってなんとかやってきたけど、
それがアイスキャンディー1本でも、悩むようになったのだから大きな変化だ。

テレビで、買物依存のチェックを見ていたら、思いきり「危険」レベル。
昔の買物を活き活きと思い出して楽しくなったり、
買いたいけどあきらめたものは、いつまでも忘れなかったり。
とりあえず、通販のカタログを片っ端から取り寄せて、
擬似買物気分に浸るのだ。読み終わった時はむなしいけど、
読んでいる時の高揚感は例えようもない。
(今の食器棚は大きすぎるからこんなのがいいな)
(ぼろぼろのカーテンはこんなのにしてみたいな)
なんて・・・。

そんな擬似買物の最中、電話が鳴った。
まーさんの元の奥さんだった。

聞き耳を立てているつもりではなかったが、そうしていたのかもしれない。
残っている荷物を送って欲しいという話、
彼女の仕事の話などをしていた。

そんな時、まーさんが今後独立して仕事をしたいというような話を
彼女に始めた。
まーさんの見ていた資料などで、その気があるのかもしれないことは
うすうすは判っていたけど、何も言わないので黙っていた。
それを何てことないように彼女に言う。
私にいう必要は、確かにないのかもしれない。
私はただの彼の同居人でしかないのだから。それが、辛くて痛くて苦しかった。

そして、追い討ちをかけたのが彼女が再婚した事だった。
ずるいと言いたった。
いままで、苦労したのかもしれない。でも。
結婚指輪や、結婚式の記念の品や、そんなものを全てここに残して
自分の為のものだけを持って出て行ってしまった彼女がずるいと思える。
そんな色々なものが私を苦しめている。
明日も明後日もここにいても良いと言われても、
こんなに宙ぶらりんな立場が苦しくて、まーさんにあたっては
また、後悔する。

まーさんには一度も言った事がないけれど、私は時々彼女の夢で
うなされて叫んで目が覚める。
「怖い夢だったの」
とごまかすけど、本当は辛くて悔しい夢なのだ。
だけど、彼が一度でも愛した人を、言われなく非難する事は
したく無いし、できはしないのだ。

私の服よりもアクセサリーよりも。
いまはカーテンと食器棚。
彼女の選んだ全てを消せるなら消せれば良いのに。





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