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ある晴れた日の午後 - 2001年12月06日(木) 私は、一人洗濯をしている。空には鯨雲がゆったりと、ゆったりと、泳いでいる。 陽炎が立つ。そこには、ステンドガラスで覆われた、一群のビルの山が。 「散歩しよう!」 少女が部屋の片隅にすわっている。目が大きいくマツゲが長いその少女は赤いランドセルをしょって、突如私の前に現れた。 動揺を悟られないよう、私は微笑んで聞き返す。 「何処の子?」 少女は大きな目に涙を浮かべながら 「忘れちゃったの?」 と、ささやいた。 私は少女を傷つけないように 「覚えているよ。小学校二年生の時に転校した、ももこちゃんでしょう」 と口走った。そう、私は自分の言葉にビックリしていた。 そうだ確かに、この子は、あのももこちゃんにそっくりだ。 「よかった、覚えてくれてたのね、あたいね、あれから大阪の方に引っ越して、皆と会えなくて、スゴイさみしい思いをしてたんだ、でもよかった、あの鯨雲さんがあたいをここまで運んでくれたんだ・・・」 (笑)スイマセン!何か即興でどこまで物語が書けるか試してみましたが、読み返したら、かなり、ブーキーミーだったので、この辺にしておきます。 ああ、怖かった。 ...
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