妄想日記-オレのOヒゲがのびるワケ...satou

 

 

さよならだけが人生だ。 - 2001年12月07日(金)

公演も早いもので、あと二日で終わりさ。

最近、日課で公演前に1階の映画館のロビーでコーヒーを飲む事にしている。
昭和初期のナツメロが流れていて、落ち着くし、映画館系の本などもあって、毎日そこで本を読むのが楽しみなんです。
その中でも藤本義一氏が書いた、川島雄三監督についての本は面白い。
何てったってあの奇才今村昌平氏が助監督を勤めていた人だけに、一筋縄ではいかない。
人間川島雄三の危うさに憧れてしまう。
藤本氏の書かれ方や、インタビューの上手さなど、文章で惹き付けられるところもあるが、川島監督と藤本氏、そしてあの時代に映画を作っていた人達の思いが伝わってくる。(ハチャメチャでエロ、そして卑屈・・・戦争で死ねなかったからか、生きる事への儚さなのか、何かよう解りませんが,ドクドクしてた感じがとってもする)
モノ作りの意気込みみたいのが感じ取れ、今自分が舞台に携わっている事とリンクする思いです。
あの時代は良かったでは済まされないぞ!おい!やる事やろうぜ、卑屈でもいいさ。真剣に遊ぼ!なんてな事を考えちまってるのでやんす。

37歳までに俺がどんな人間になっているのか、これ一つの区切りなんです。
37歳。ウーン見えてきたぞぉ!どうする佐東。

何か、人間描きたい!「貸間あり」傑作です。こんな芝居やってみたい。
重くもなく軽くもなく「重喜劇」みたいのを!!
言ってみたいね、このセリフ、
「さよならだけが人生だ!」



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