almanac of the wind







2002年03月25日(月) 「りんご」について。



果物のりんごは、
「林檎」とはかかない。
あくまで
「りんご」がいいなあ。
とおもう。

りんごは、そのままが好き。
くし形に切ってもらわなくてもいいし、
皮がむけてなくてもいいの。
綺麗な水で撫でるように洗って、
皮ごと口にするのが、好き。

なまじ鋭い刃で切り刻むより、
ありのままの味が好きなんだとおもう。
もちろん皮の苦味や口に残る感触も含んでね。
かえってそれが
りんごを形作っているものだと感じて嬉しくなる。

あとには頑固ともいわれそうな種と芯がのこるけど、
跡形もなく消え去ってしまうのも、
少し寂しいかもしれないし、ね。
残っているほうが良いのかも知れないのかな。

たぶん、その種は新しい実に繋がるものだから。

だからこそ、
今ある有るかなきかのつぼみには、
優しい花が咲いて欲しいとおもう。。






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さくらっこ [MAIL] [HOMEPAGE]

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