ON LOTUS
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2004年10月13日(水) 絵本

今日は仕事に行きました。
…が、また唐突に静かになっております。
とりあえず金曜まで…本を読もう。
サイトの更新も、マメにしよう。



■作・梨木香歩/絵・早川司寿乃『マジョモリ』理論社


「からくりからくさ」の作者、梨木さんとその装画を手がけている早川さんとのセッション。
御陵(マジョモリ)に棲む木花咲耶姫と、御陵ゆかりの神社の神官を代々勤める家の、女の子たちの物語。
梨木さん独特の、生や死、時間や空間を無理なくきれいに繋いでしまう語り口と、早川さんの、淡いのにくっきりとしたイラストがとても良い具合にひとつになった絵本。


■五十嵐大介『そらトびタマシイ』講談社

気がついた時には異界に佇んでいる。
すぐ目の前にある、あちら側とこちら側の狭間に、五十嵐大介というひとは存在しているのではないだろうか。
五十嵐大介の本は、異界へスイッチする手段であり、その本を手にした相手の手を引いて、望むと望まざるに関わらず、異界へと案内されてしまう。
読み終えて本を閉じる。気がつくと部屋に戻っている。
自由自在な想像力と、物を語る能力に長けた五十嵐大介の本を読むと、そんな気分になる。
この刺激はクセになります。


たけやん |MAILHomePage

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