日記帳

2004年01月06日(火) 迂闊さん

お正月休み最終日、またも私の実家に行く。
前日、お年賀を持参するのを忘れたのだ。なんとださいことよ。

電話もせずにいきなり押しかけると、鍵がかかっている。ありゃ、出かけてる。

未だに実家の家の鍵を持っているので、勝手に開けて中に入り、それから父の携帯に電話する。順番が逆だ、不法侵入だ、というつっこみは後ほど承ります。

珍しく携帯がつながり、勝手に入ってますと云うと大笑いされた。有り難し、親子の縁。

至極近所の兄の家にも、お年賀を持参する。酔いが醒めて、いくばくか爽やかさを取り戻している兄。ほんとにこの人は、酒癖が悪い。周囲に辛く当たる、そんな酒癖ってありだろうか。

ついでに近くのお寺に初詣、交通安全のお守りを買う。毎年恒例、安心を買う。

じじばばが帰宅、その後娘は見ているから、池袋でも行ってこいとおっしゃる。待ってましたとばかりに出かける私。

しかし、任務遂行型の夫と買い物に行くのは久しぶり。そうそう、何か結果を出さないと気が済まないのね、あなた。

ないならいいや、とあきらめようとする私、じゃあ次はあそこへ探しに行こう、という夫。そのうち空腹から無口になる妻を見て、ようやくあきらめてくれた。

ほとんど自分の家にいない年末年始。今回限りとしたいもんだ。

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ところで、池袋で探していたブツは、安野光雅の新潮社から出ているカレンダーだ。

アマゾンで他の本と共に注文していたのだが、在庫が確保できませんでした、という1通のメール。ひー、アマゾンで頼んだから、書店で見かけても買わずにいたのに。

どうしてもあきらめきれない私、行けそうな大型書店に片っ端から電話をかける。

「安野光雅の」と言っただけで「売り切れです」と答える店あり、「安野光雅?それ何やってるひとですか」と質問してくる店あり、「見本の1冊だけあります」と取り置きしてくれる店有り、知らぬ間に閉店している店有り。

結局お昼ちかくにようやく通じた新潮社のフリーダイヤルで、送付してもらえることになった。なんだよアマゾン、どうしちゃったのよ。

あんまり嬉しくて、夫にメールしてしまった。呑気な妻である。

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自分で日記を書いて、改めてわかったこと。

どちらの実家に帰るにしても、楽しようと期待していた私がそもそも間違ってました。すみません。

体調が悪かったので、大事にしてもらえるかと期待したのも間違っていました。
日頃、甘えるのが癖になっているのかしら>自分。いかんいかん。

そもそも夫の実家、風邪くらいなら荒療治で治すタイプのおうちなのだ。
布団かぶって寝ていろ、というのが私の実家なら、お風呂に入って汗流して、焼肉でも食べる?というのが大阪なのだ。

そういう基本的なところを失念していたわ。迂闊すぎる>自分。


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