日記帳

2004年01月05日(月) 貝化

帰宅して一夜明け、宅配便にした荷物が届き、洗濯を済ませ、娘は昼寝に突入、夫はライスボウルをテレビ観戦してご満悦。私はようやく年賀状を書く。

電話が鳴って夫が出ると、兄からだった。そう、今日は私の実家の方で新年の顔合わせなのだ。

娘が昼寝から覚め、ライスボウルも終わった頃、ようやく向かう。
電話の様子を聞いて、どうやら兄、もう既に出来あがっている様子。毎年のことだ。

そして実家に着いて兄を見るなり、例の娘の号泣が始まった。これもいつものこと。

その後の兄の暴言もいつものこと。「早く保育園に入れちまえよ」「甘やかしすぎなんだよ」。

不思議かもしれないが、私は娘の人見知りについてさほど心配もしていないし、嘆く気持ちもない。泣き声に慣れているせいか。

なので、暴言のあと、「大丈夫だよ、そのうち治るって」などと親切そうに励まされるのが一番頭に来る。あなたに言われたくありません。

酔っ払いの兄相手にむきになるのも全くの徒労だとわかっている。それでも感情が波立つのは、私なりに娘を誇りに思っているからだろう。

義姉とは殆ど口を利かなかったし、目も合わさなかった。自分が貝になっていくのがよくわかった。なんちゅう新年だ。


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