日記帳

2004年02月15日(日) けちんぼ

日曜日の公園は、いつも行く平日の午前中より年齢層がちょっとだけ高い。

娘はぶらんこが大好きだが、今日は小学3〜4年生くらいのおにいちゃん3人が陣取っていて、てこでも動かない。

君たちさー、ゲームだったら他のところで遊んでくださいよ。

夫も一緒に公園に行ったのだが、彼は娘がおにいちゃんにどこまで要求できるのか見届けたい様子。そばに一緒にいても、声は掛けないつもりのようだ。

娘はぶらんこの横までカーサンかオトーサンの手を引いて連れてはいけるけど、おにいちゃんに直接乗りたいよーとは言えなかった。そりゃそうか。

ぶらんこに座っていたのは二人で、もうひとりのおにいちゃんはしきりに娘のことを気にしては「小さい子が乗りたがっているよ」と座っている二人に囁いてくれるのだが、娘に近い方の彼は耳を貸すどころかゲームにますます熱中している素振り。「わー、※?%が#$&※して%$&だぜー」。単語からしてわからん。

娘はがんばってけっこう長いこと粘ったのだが、結局ぶらんこは譲ってもらえなかった。

その埋め合わせをするかのように「てんべ、たべたいよー」とカーサンにくっついてきたので、手を洗いに行こう、と私が先に立って歩きだしたところ、小さい段差で見事にけつまづいて、コンクリートの地面にしたたか額を打ち付けた。ごんと鈍い音がした。

大声で泣いて、それでも泣きながらせんべいを食べ、もう帰ろうか、というとおとなしく三輪車にまたがった。

その後買い物に出た時、公園のそばの道を通ったら、「うかちゃん、こいえんおもちろかったの」と呟くのでカーサン胸がぎゅっとなってしまった。

あのとき、カーサンがおにいちゃんに声をかけて、ぶらんこ譲ってもらえばよかったよ。ぶらんこには乗れないわ、おでこにアオタン作るわ、それでも公園楽しかったのか、君は。

どうしよう、譲ってもらおうか、と迷ってたのが、カーサン悔やまれて・・いや、カーサン自身が悔しかったのかなあ。

まったくドケチなにいちゃんたちだよ・・・と心の中で悪態をつく、小学生レベルなカーサンであった。


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