日記帳

2004年04月08日(木) ぐるんぐるん

なにをやっても裏目に出る日ってあるもんだ。今日がそう。
裏目というか、冴えないというか。

ドアの開け閉めが出来るようになった娘、開けるのも閉めるのも自分でやりたくてたまらない。

うっかり、でもごく普通に私がドアを閉めたりしようもんなら大変だ。

まずその場で「うかちゃんじぶんでやりたかったよーーー」とべそをかき、ドアまで走ってきて「開けちゃった」とせっかく閉めたドアを壁にぶつかるまで全開放。
「閉めて」と頼めば100%「イヤダ」と拒絶される。これ、この頃のお決まりのパターン。

気にも留めない動作だが、人間1日にけっこうな回数、ドアを開け閉めするもんだ。そのたびに大騒ぎ。

まるで箸の上げ下ろしにまでうるさい姑のようだよ。
「さばさん、こうやって閉めるざんすのよ」「ああもう、だめだめ、開け方がなってないわあ」みたいな。
※大阪の母はまるきしこんなタイプじゃありません、念の為。

いちいち娘がやくざ並みに因縁つけてくるので、何度か切れてしまった。
娘の頭をこつんとぶってしまったりもしたよ。あんまりしつこいんだもの。

でも、後味悪くてね。

やはり叩きたくないもんだなあ、とあちこちサイトを巡っていたら、そういうイライラは母親の怒りや悲しみが、コドモのぐずりなんかでぽろっと出てくるものなんだそうだ。

怒りや悲しみねえ。
そういえば、妙に思考が後向きスパイラルに入ってるしなあ。

そんなことを夫に漏らし、やはり土曜日の午後はひとりで外出するよ、と宣言すると、夫しばらく押し黙ったあと「たまにはいいんじゃない」という。

なんだなんだ、きみに許可されるのか、なんか悔しいぞ(コドモ)。

「報復かよ(三村つっこみ)」「そんなに野球するのが憎いのか」みたいな夫の沈黙だった。私も「土曜日野球だから」と一方的に言われたときの気持ちを思い出していて、思い知るがいい、みたいな幼稚モードに入ってしまっていて、もうこうなるとどうしようもない。

自分がまるで被害者的感覚で日々を送っているのかと思うとまたそれが情けなくて、さあいよいよ回るスパイラル。ぐるぐる後向き。

夜はいかんよ、夜は。

「よくやってるよ」とカーサンねぎらわれたかったのだろうか。
そんなこと言ったら日々働く夫だってねぎらわれたいだろうに。
毎日よく遊び、カーサンにこつんとやられて大泣きしても、寝る前にはきまって「いっぱいあそんだ」とポジティブな発言で締めくくる娘だってえらいぞ。

ああ、もうどうにもとまらない。

でも大丈夫、ひと晩眠れば、すっかり立ち直るんだなあこれが(現金)。


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